2018年1月30日、須磨のり漁場&工場見学会に
未央俳句会 神戸句会の皆様が来てくださいました。

今では年中食べられる海苔、
当店でも、いつ来て頂いても変わらぬ品質で
お届けさせて頂いておりますが、実は海苔も天産物
一定の時期(11月下旬?12月頃~3月末?4月頃)
しか採れないのです!

季節ものなので、俳句の「季語」にもなっているのです!
私ども海苔屋にしたら「冬」の季語かなぁと思うのですが、
実際は「春」の季語だそうです。

皆さん、海苔やら須磨やらがいっぱい入った句を作って
下さいましたので、許可をいただいて、ここに掲載
させて頂きました。

お楽しみ下さい!




   

 
須磨駅は 海の入口 春の雲 古賀 しぐれ 様(主宰)
海苔育つ 光の沖へ 船出せり 古賀 しぐれ 様(主宰)
浮雲も 海苔も須磨浦 育ちなる  古賀 しぐれ 様(主宰)
海苔舟の 須磨の光を 手繰り寄せ 古賀 しぐれ 様(主宰)
着ぶくれの 身を乗船の 風が射す 古賀 しぐれ 様(主宰)
完璧を 誇る日本の 海苔であり 荻野 真理子 様
源平の 浦にひしめく 海苔の粗朶 幸田 宏子 様 
須磨の海 一番摘の 海苔の篊 徳永 由起子 様
快晴の 須磨の浦風 海苔を掻く  岩崎 洋子 様
できたての 海苔を焙つて  くれにけり 吉永 佳子 様
海苔粗朶に 波の輝く 須磨の海 稲岡 由布子 様 
海苔育つ 平家の海の 波音に  室田 妙子 様 
太陽を 吸ひ須磨海苔の 育ちゆく 奥野 千草 様 
海苔舟の 傾ぎ水平線 傾ぐ  宮内 渓水 様 
海苔篊へ 日差し微塵に 船潜る  澤田 登美子 様
浦風に 春の気配の ありにけり  村上 幸子 様 
寸分の 傷見逃さず 海苔工場 山村 千恵子 様 
海苔工場 長田神社の 守り札 早川 水鳥  様
寒海苔や 礒の香著き 須磨の浦  木谷 和美 様 
海苔篊に 変わる波音 波の色  三木 智子 様 
海苔掻きを 営む須磨の 暮しあり  南 純子 様 
浦人の 熱き思ひに 海苔育つ  長﨑 佳子 様 
浜人は 潮の色よみ 若芽刈る 栂崎 みさ子 様
海苔育つ 風の荒ぶる 波頭  小川 栄子 様 
新海苔の 芳香を放つ 浜工場  中河 朝子 様 
初めての ライフジャケット 海苔の海  詫 なごみ 様 
海苔粗朶や 大海原の 片隅に  近藤 六健 様 
海苔篊の 金波銀波に 育まれ 山本 ひろ 様 
海光を 返す六甲山 春近し  作田 真代 様 
海苔舟や 摂津播磨の 海境  松葉 郁子 様