須磨のりの河昌

女将だより第95号 めざせ海苔博士 

クイズの解説と答え

 

 

第1問 日本で海苔が食されていた記録が残っているのはいつ頃から?

①奈良時代 ②平安時代 ③江戸時代

答え:①の奈良時代

 

文字として海苔が初めて登場したのが奈良時代初期にあたる和銅6年(西暦713年)の

元明天皇の詔(みことのり)によって編纂された「常陸風土記」です。

ここには、霞ケ浦を訪れたヤマトタケルが浜辺一面に海苔が干してある風景を見たとの

記述があります。

また、701年に制定の「大宝律令」では大和朝廷への「調」(現在の税金)の一つに

「紫菜(むらさきのり)」が他の海藻とともに登場します。

 

第2問 「のり」と呼ばれるようになった語源は?

①祝詞(のりと)とともに神にささげたから

②ヌルヌルするから

③のり物(牛車)で売り歩かれたから。

答え:②のヌルヌルするから

 

海苔はすでに縄文時代から食されていたと考えられています。

元々は現代の「ヌルヌル」にあたる「ヌラ」という言葉が転じて「のり」になったと言われています。

平安時代は「紫菜(むらさきのり)」「甘のり」と呼ばれていましたが、地方により呼び名が変わり、

江戸時代には「海苔」と呼ばれるようになりました。

 

第3問 海苔を数える独特の単位は?

①棹(さお) ②領(りょう) ③帖(じょう)

答え:③の帖(じょう

 

板海苔と呼ばれるタテ21×ヨコ19cmが1枚のサイズで、1帖は、板海苔が10枚です。

 

 

第4問 海苔の養殖が日本で最初に始まった場所は?

①有明海 ②東京湾 ③瀬戸内海

答え:②の東京湾

 

日本でのノリの養殖は、東京湾に面した大森海岸(大田区)で初めて

行われました。

東京湾の埋め立て開発の進行により、昭和37年に幕をしました。

 

第5問 海苔に裏表はある?

①ある  ②ない

答え:①のある

 

一般的に、海苔の表面がツルツルした方が表、ざらざらした方が裏になります。

 

第6問 海苔の旬っていつ?

①5月 ②9月 ③12月

答え:③の12月

 

海苔が採れる時期は11月下旬から3月ごろまでです。(地域によって違います。

須磨は12月初旬から)

各産地で、その年で一番最初に摘まれた海苔を「一番摘み」「初摘み」といいます。

若い海苔は柔らかく、香りが良いのが特徴です。

 

第7問 お酒を飲むときに海苔を一緒に食べると良い跡言われています。

その理由となる栄養素は?

①ビタミンC ②脂質 ③たんぱく質

答え:③のたんぱく質

 

肝臓でアルコールを分解するときには、たんぱく質が消費されます。

海苔にはたんぱく質と肝臓を強くする作用のあるタウリンが含まれています。

 

いかがでしたか?何問正解でしたでしょうか?

 

 

ご応募の方の中から抽選で2名様に効き海苔セットお送りいたしますね!

楽しみにお待ちくださいませ。